私が制作したぷよ関係のWebシステム
この投稿はぷよらーアドベントカレンダー2015の22日目の記事です。
私のことを知らない人も見に来てると思うので簡単に自己紹介すると、ぷよシリーズは初代(メガドライブ版)が出た頃からやってて、対戦メインですが継続的にずっとやってる訳ではなく、気が向いた時期だけ集中的に遊んでる感じです。そんなスタンスなので大した実力はないんですけど、ひそかに公式大会ではちょいちょい実績を残しています。
最近だと、セガ主催の「ぷよぷよフェスタ2012」のシングル部門(ぷよぷよフィーバー)でベスト8。
コンパイル時代には全日本ぷよ協会という公式団体が級段位認定をしていて、2000年に全国で10人目の二段になりました。
(この頃は本名を出すのが当たり前の時代だった)
さて、本題ですが、私はぷよ関係のオンライン対戦支援サイトや連鎖シミュレータなどのWebシステムをいろいろ作っているので、過去に作ったものも含めて一挙に紹介してみようと思います。
新しいもの、現在も利用されているものから優先的に紹介していくよ!
対戦ぷよパーク!!
2011年10月にオープンした、大会の開催や対戦相手の募集ができるオンライン対戦総合サイト。元々はWiiのバーチャルコンソールアーケード版ぷよぷよ通のオンライン対戦支援を目的に作ったサイトだったが、まったく事前予告をしていなかったにも関わらずオープンして数時間で登録ユーザーが100人を超える反響があり、ぷよぷよ20thなど他のシリーズの対応要望も多かったため路線拡大した。現在の登録ユーザー数は1752人になっている。誰でも大会を開催できる仕組みを実装してあって、ずっと継続的に1~2週間に1回は大会が開催され続けている。このサイトでの交流がきっかけで新しいつながりがたくさん生まれているようで、制作者として冥利に尽きる。私自身もかけがえのない多くの出会いがあり、交友範囲が大きく広がった。
リアルでの大会や対戦会の情報も網羅的に取り扱っていくことを考えた時期もあったが、自分がそういう場に積極的に関わっていないと情報が追いきれず、有志を募ってチームで運営していくには自分の力が足りないと思ったので、その方向での拡張は諦めた。
オープン当時は「ぷよぷよポータル!!」というサイト名だったが、2013年にセガの公式ぷよサイトが「ぷよぷよポータルサイト」に名称変更したので慌てて現在の名前に変えたという経緯がある。
ぷよぷよ連鎖シミュレータ
2013年3月に公開した、フィールドを編集して連鎖を実行できるシミュレータ。様々なシリーズのルールに対応している他、とこぷよやなぞぷよができたり、ぷよ譜(実戦の手順)を再生できたりと、かなり高機能。この頃から著作権を意識して新規に作成するシステムでは公式のぷよ画像を使わないようにしてきたが、 過去に作ったものはそのまま残しているのであまり意味はないと思う。
ぷよぷよ連鎖シミュレータ(フィーバー対応版)
http://www.inosendo.com/puyo/rensim/
「フィーバー対応版」と付いているが、こちらのほうが先にあったもの。2000年頃にmuSHIMaru氏が作った連鎖シミュレータが元祖で、それに機能追加して2004年に公開した。その後に元祖がネット上から消えてしまったために私が連鎖シミュレータの制作者だと誤解されることが多く、申し訳なさがずっとあったので、上記の新シミュレータを作ることで「連鎖シミュレータの作者であるイノセンス」という表現が嘘にならないようにした。ぷよ通の盤面を図示するだけなら旧版のこちらで十分なので、今でも新版よりよく使われているっぽい。
PQシミュ
2013年11月に公開した「ぷよぷよクエスト アーケード」のスマホ用シミュレータ。なぜかタイトルでゲーム名を伏せているが、これまた大した意味はない。上達のためにはかなり練習が必要になるシステムなのにゲームセンターでしかプレイできないのは不便だろうと考えて作ったもの。本家稼働開始の9日後に公開というスピード対応であった。私自身はぷよクエACをほとんどプレイしていないので公開後はずっと放置していたのだが、いつの間にかぷよクエACプレイヤーの間で有名になっていたらしい(上位プレイヤーはほぼ全員これで練習している、と聞いた)。最近、稼働開始後に追加された仕様への対応要望を立て続けに聞いたので、つい先日2年ぶりのアップデートをおこなった。作ったものが多くの人に利用してもらえるというのは嬉しいものである。
プエスト(仮)
http://www.puyop.com/Game/puest
ほとんど存在が知られていないシリーズその1。スマホ版の「ぷよぷよクエスト」のシミュレータっぽいもの。スマホ版はシミュレータをさわるくらいなら実機でプレイしたほうがいいので、適当に基本システムだけ作って終わった。AC版もそうだが、内部的に補正を入れないと落ちコンがかなり続きやすいのが分かる。
ぷよ玉(仮)
ほとんど存在が知られていないシリーズその2。崩珠(poje)を基本システムとして細部のルールを独自に設定している。AIも自作しているが思考が単純なうえにあまり長考しないようにしているのでとても弱い。
ぷよぷよフィーバーオンライン ランキングバトル
http://www.inosendo.com/puyo/ranbat/index.cgi
ここから下はひと昔前のもの。こちらはWindows版ぷよぷよフィーバーでオンライン大会を開催するシステム。2004年11月から2007年12月までの約3年間利用された。現在「対戦ぷよパーク!!」に実装している大会機能は基本的にここでやっていたことをベースにしている。私がプログラミングを勉強し始めて2~3年の時期に「大きめのWebシステムの作成に挑戦してみたい」と思って作ったもので、個人的には結構思い入れがある。
なぞぷよ傑作選
http://www.inosendo.com/puyo/nazo/
2004年~2005年頃、ネット上に掲載されているなぞぷよの難問をシミュレータ上で再生できたら便利だろうと考えて作ったページ。なぞぷよ自体は不変的なものなので興味がある人なら今でも楽しめると思う。
フィバ・ノバ氏の連鎖講座
http://www.inosendo.com/puyo/fevernova/
ぷよぷよフィーバーでのフィーバー中の連鎖の伸ばし方をまとめたページ。連鎖のタネはぷよぷよ20thでも同じなので、現在でも参考にできるはず。ほほうどりの姿をしたフィバ・ノバ氏という謎のキャラがトップページにいる。
カルーク先生の得点計算
http://www.inosendo.com/puyo/calc/index.cgi
ぷよぷよフィーバーでの得点計算や、連鎖数とおじゃま数の関係をまとめたページ。ぷよぷよフィーバー2バージョンもある。
紹介は以上です。どうでしたか?(何が)
こういうものがあれば面白そうだな、便利だろうな、という気持ちでいろいろ作ってきましたが、その過程で多くの人との交流が生まれて自分から見える世界が大きく広がりました。でも、自分が何もしていなくても、ぷよシリーズは続き、ぷよ界は今と変わらず活性化していたでしょう。「それがなかったら世界がどうなっていたのか」は誰にも分からないけれど、自分が作ってきたものによって他の誰かの世界が少しでもいい方に変化していればいいなあ、と思っています。